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結城里音のBLOG

PixivにてSSを執筆している作家のブログになります。

-うつせみに彼女は笑う- 2020.08.10

 女性上位の作品をかくことが多い私は、こんなことを考えます。

“女性の視点で見る”

 そんな話。

 

 

男性と女性がいるから……

 世界には男女がいて、一対のペアを作ることで、次世代へと子をつないで進化してきています。それが、ごく普通で当たり前のことでもあります。
 男性は意中の女性を求め、女性も優秀な男性を求め、恋愛をすることになります。それは、恋愛の常でこれからの時期は、特に色恋沙汰が増える時期になります。
 有名人の結婚に始まり、夏が開けると離婚の話が舞い込んでくることが常でもあります。
 ひとは、くっついたり離れたりするのは、なぜなのでしょうか。単純な心変わり?それとも、ほかに何か理由があるのでしょうか?

女性は特別に扱ってくれる異性を求める。

 女性は意中の相手を見極める目に優れています。この人は自分のために何をしてくれるのか、寄り添って支えてくれるのかといった、選ぶ基準があります。そのため、イケメンを好き~って言ってみたり、やっぱり堅実が一番よねぇ~と言ってみたりと、うつせみに心が遊んだりします。
 そんな女性は、一人の男性を愛し続けることもできます。そんな女性でも、アイドルに憧れたり、ファンになったりと活気に溢れるときがあります。そんな女性は、寛容でちょっとしたやんちゃでも目くじらを立てない男性を求めています。
 つまり、自分に特別にしてくれる人を大前提に求めるように、本能的に仕込まれています。そのため、思春期の恋愛はそれが色濃く出ます、より自分を守ってくれそうな相手、体育の授業であれば運動神経のいい異性。国語や理科などの授業の成績が良ければ、理知的な異性にあこがれる女性が引き寄せられることになります。

血気多感な思春期の恋愛が、大人になってからの恋愛の根底にある。

 血気多感な思春期。かっこいい見た目の彼や彼女。はたまた、かわいい見た目の彼や彼女といった見た目から入る人。運動神経のいい彼に彼女、本を持った立ち姿が綺麗で惚れ込んだりと、心の動きが目まぐるしく動き大人へと成長していく段階でもあります。
 まして、血気多感な男子というのは、時折。幼稚な発想をする独特の時期に入りますが、女性は独自の思考で動くことになります。より相手を真に見定めたり、相手のために尽くしたりと、献身的な一面を発揮することもあります。
 先ほど、女性の心はうつせみといいました。そのほかにも、女性の心情を取られることわざたくさんあります。女心と秋の空は、コロコロと変わる心変わりを秋の変わりやすい天気に例えたことわざです。

 それほどにコロコロと変わる女性の心情に、男性は振り回されます。思春期の頃は男子の心も成長していないので、辛いでしょうが大人になると変わってきます。
 器の成長と寛容な心を持てるようになれば、うつせみに揺らぐ心情に動揺することなく、受け止めてあげることができるようになります。揺らぐ心があったとしても、かしましい彼女の行動がかわいらしく見えてくるようになってくるものです。

 そんな感情が抱けるようになるとこっちのものです。心や器が成長したことで、相手の表情や仕草。アイドルのファン活動すら、寛容に見れることができるようになります。
 野性的な原始的な思考回路であれば、ほかの男性に声援を送っているのですから、腹立たしいはずです。しかしそうならないのは、理知的に考えて物事を捉えることができるように、進化できたということになります。
 心の成長というのはなかなかできないもので、大人になって凝り固まってしまうと、なかなか直せません。血気多感な思春期に、相手のことを受け入れて、思い合える器を養える土壌ができるかどうかにかかっています。

 この多感な思春期で養った土壌のもとで、大人としての心が深まっていきます。心の成長という形です。では、大人になってからは変えることはできないのか?

完全には変わらないものの、近づけることはできる。

 ここまで、血気多感な思春期に、器を形成するための土壌が作られることを取り上げてきました。では、大人になってからはダメなのでしょうか。大人になって社会形態を維持するようになってから、寛容となるための土壌を耕し直すといったことを……
 結論から言うと、完全には無理ですが、できないことはないです。これも、あきらめない精神が必要ですが、すぐに目くじらを立てずに寛容な気持ちを持つことになる切っ掛けがひとつあります。

 それは、孫が生まれることです。よく、祖父や祖母が孫には優しいということがありますが、その最たるものがこれです。丹精込めて育てた息子が大人になり子が生まれ、親になった姿を見ることで、子育てに一定の区切りを得ることになります。
 一気に肩の荷が下りたことで、一気に寛容になる人は多くいて、子育てという大義名分があるため、気を張っていなければという心持ちになってしまうため、畑を耕すどころではありません。
 ところが、息子や娘が結婚し、孫ができて親になったのを見届けることで一息つくことができるのです。そして、ようやく寛容になるための土壌を耕すことができるようになります。

 利己的だった生活が、一気に理知的になるチャンスでもあり、求めればその可能性は無限に広がっています。ここでは、一例として“孫ができたタイミング”としましたが、理知的になるタイミングはいくつでもあります。
 それは、貴方が望むと望まないとに限らず、用意されているのですから、率先して手を伸ばしてみましょう。今日はそんな話でした。

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