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結城里音のBLOG

PixivにてSSを執筆している作家のブログになります。

-目まぐるしく変わる事柄とうつせみの感情。- 2020.08.10

 日々、新たな事柄が生まれては消えていく最近の、変わるものと変わらないもの。

“寄せては返す波のように、普通が一番。”

 そんな話。

 

 

日々新しいものが生まれる

 世界では、日々新しいことが生まれては消えていく世の中。新たな流行が生まれたとしても、数か月後には別の流行がやってくる。それは、激しい荒波のように、寄せては返して繰り返していく。
 その流行は、人類の発展とともに続き、新しいスマホが出れば買い替え、新しい洋服デザインが提唱されれば、そちらに乗り換えるという経済の流れを作ってきました。

 それが当たり前で普通。ごく日常のことだったはずが、最近では、いとも簡単に崩れ去ることが分かってきています。いかに危ういバランスの上で成り立ってきていたのか、その上で団栗の背比べを繰り広げてきたのか。ふと、振り返る切っ掛けが訪れてきています。
 それは、女性のファッションしかり、男性のファッションもそうでしょうが、自分を着飾るために用意された服は、人が着ることで用をなします。それでも、流行りのために買い替えることで、経済は周り絶妙な均衡を保ってきていたことが露呈しました。

新しい事柄を知っていて損はないけど…

 知識として、その事柄を知っていて“損”はないにしろ、追いかけるのにはそれなりの経済力が必要になります。それを得るには、理知的ではなく利己的になる必要があるかもしれません。
 “自分勝手”という意味合いに取られがちですがまったく違い、自分の利益に関して行動するという性質のことで、決して。ダメということではありません。世の中には、悪く例える言葉がたくさんありますし、その言葉の方が言霊の威力も強く現れます。
 そのため、人々の心に強く印象付けられ、その言葉だけが走り出します。それはたとえ“間違った認識”としても。

 ひとは、潜在的に“敵”を作ろうとしてしまいます。そんな考えを基にすると、利己的=自分勝手という、勝手な印象付けが行われてしまいます。仮想敵を潜在的に求めてしまう人は、どうしても悪い面しか見ないようになってしまいますし、いい面があったとしても、見ようともしません。
 その根本にあるのは、生まれながらにしての本能が、敵を求めてしまっていることで、理知的になるためのブレーキになってしまいます。誰しもが、理知的になるための鍵は持っていますが、必ずしも理知的に素直になれるということではありません。

 個人の意思があり、感情を制御することで、理知的になることを拒む場合も当然あります。対局にあるような“理知的”と“利己的”は、共存可能で、理性と知恵に富んだ上に、己(自分)への利益を共存させれば、鬼に現金棒になりますが、そうやすやすとはいきません。
 理性と知恵に富めば、自分の利益を優先してしまうのにはブレーキがかかります。では、どうすればいいのでしょうか。

理知的に利他的に……

 理知的に考えれるのであれば、道は開けています。自分よりも他人。つまり“利他的”になればいいのです。しかし、その道はなかなか険しい道のりです。何しろ、自分の利益よりも相手の利益を優先するのですから。
 それまでは考えもしなかったことで、苦痛を伴うはずです。自分へのこととしてやってきていたことを、他人のためにするのですから。一概に利益を求める人には、なかなか難しいものです。

 それは、自分が理知的に判断し、物事を性格に理解したうえで、“他人”のためにするのですから。それができている人の考えというのは、他者に向けた親切は、自分に戻ってくると考えています。
 そのため、他者への親切を惜しまない土壌が作られていきます。そのことで、一定の充足感が生まれ、新たな利他的な思考へとつながっていきます。

完全には変わらないものの、近づけることはできる。

 そのような人へと近づける道筋は常に用意されています。日本古来では利他的な思考が過半数を占めていましたが、いつしかそれは利己的なものへと置き換わり、殺伐とした世の中へと突き進みました。
 その方が、経済的にも潤沢に現金が周り巡るために、経済が回ることになります。これは、社会生活を維持していくために重要なことですが、そのことだけにとらわれ過ぎるのも、良し悪しですし気にかけなさすぎも考えどころです。

 物事は、ほどほどが重要で、どっぷりつかるのも時には重要ですが、時には離れて、第三者視点から見てみるということも大切ですね。

お知らせ

 本日から、今週分のアップロードが開始されます。今日のアップロード予定作品は、メルクーリャものとヴァンパイアものの二作品が、pixivにアップロード予定ですので、よろしくお願いします(`・ω・´)ゞ