普段の生活は誰かの仕事でできてる。 2020.09.11
まぁ。どこぞのCMのように、普段の生活を何の気なしに維持できているということは……
“誰かが誰かの仕事でできてるが、当たり前すぎてわからない。”
そんな話。
人の体自体も……
毎日、眠り・起き・食事・仕事をする。これが普通で当たり前の毎日を、送っていると思います。その、何気ない一日も、あなたの体は無意識下で生まれ変わっています。
それは、あなたという人を維持するために、代謝という形で生まれ変わっています。それも、何十兆個という細胞が、あなたという人を作っています。
そして、沈黙の臓器といわれる肝臓も、何も言わずにあなたの体を維持しています。それが普通で当たり前ですし、出血すれば白血球が傷口を塞ぎ、かさぶたを作り、修復してしまいます。
それが自然で当たり前の流れです。それは、その人が亡くなったとしても(心臓が停止・脳死の場合も…)一定時間は、活動を続けます。それは、体を維持していくための重要な機能です。
ただ、さすがに亡くなってしまった場合。体内の血液循環がなくなってしまうため、緩やかに体が硬直を始めます。それが一連の流れになります。とまぁ。ホラー的な要素はここまでにして……
あって当たり前なものは、意識しなくなる。
当たり前すぎて、動いているのが当たりまえのシステムは、あなたが意識しなくても勝手に動くのが普通です。
そのため、電車通勤している人であれば、一定時間で来る電車に乗り、会社まで行き、一日の仕事をして家に帰る。それが一日の流れになります。
ごく当たり前で普通の出来事。そんなある日、災害などが起きればひとたび変わります。それまで無意識下で当たり前に動いていたものが、動かなくなり動くまで待つ。
どうして動かないんだ。と声を荒げたりする人もいますが。その流れは何かに似ています。そう、血管の中を流れる血液のように、淡々と流れる細胞の一つに。
“社会を構成する細胞の一つ一つ”
と、経済学誌の紙面にはこう書かれていたりもします。
確かに、経済学から見ればそうなのかもしれません。その流れがお金を生み、社会全体を潤すことにつながっています。
しかし、それは一定の答えでしかありません。確かに日本を潤すには経済を回し、お金を巡らせる必要があります。それは、日本という体を維持するために、重要な内容でもあります。
当たり前すぎる内容で、それが普通だとしても……
最後に、経済学や生物学にいろいろとある、無意識下で動く重要な働きをするものは、陰ながらあなたを支えている屋台骨や土台といっても過言ではありません。
あまりに無意識下ということもあり、盲目になってしまい、災害などで動かなくなってから、改めて気が付くということになります。
そして、その時は、注意しなきゃと準備はしますがいずれ、記憶から薄れて何のために準備していたのかすら忘れてしまうようになります。
そして、また災害に襲われたときに思い出すという循環を繰り返すことになります。その日になってみないとわからない、それが常です。
何の気なしに生活していても、それがあなたに対して必要不可欠なものが、改めて見ることで再発見できるかもしれません。
休日などは、改めてひと呼吸おいて、そのことに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?