情報を入手すれば、よりリアルな物語へ… 2020.09.14
SS作家にとって、“情報”は貴重。その情報を踏まえて考えると、過去と今がわかってくる……
“過去やセリフ。そこから相手の過去を……”
そんな話。
歴史が多く記述されているものほど……
アズールレーンなどは歴史上の艦船をもとに、キャラクターが構成されています。であれば、そのキャラクターに声を当てる声優さんも、キャラクターの艦歴を見て声を当ててる。キャラクターの過去を知って、その過去があるからこそのアズールレーンのキャラになってる。
声の微妙な抑揚や、恥じらいまで艦歴を反映しているとは限りませんが、演じる声優さんの声のトーンの違い。そのような複雑なデータが、アズールレーンのキャラクターを作っています。
ならば、より艦船たちを知ることにつながるため、そのキャラクターが手に取るようにわかってきます。
“こんな過去があるから、このセリフに…”
“このセリフは、ここにかかってたのか…”
と、キャラクターのひとりひとりに、過去を知ることができることで、ある種の“演じるため”の情報を知ることになります。
そうして、情報を手にすることで、そのキャラクターの行動の原理がわかってきます。
キャラクターの性格や仕草は、語尾に出る。
キャラクターごとの語尾は、そのキャラの特徴を反映し、声優が声を当てることになります。そのため、キャラクターの性格や口癖が、語尾に現れることになります。
それは、SS小説を作るうえで重要となってきます。語尾や口調。声の抑揚に至るまで、そのキャラクターを形作るには重要な要素となってきます。
少し難しい話をしましょう。
声の抑揚や語尾がすべて“音の波”だとするなら、その音の波に、すべての情報が入っていることになります。
その時抱いた、キャラクターの感情や思い。それがのどを通して“声”として、私たちに伝わってくることになります。これは、ごく当たり前のことで無意識下で処理してしまいます。
であれば、この“音の波”に思いを寄せることで、このキャラクターがこの時、どんな思いでこの言葉を発したのかが、わかってくるようになります。俗にいうところの……
“声の感情を読み取る”
ということにつながります。
それを耳でとらえて、相手の感情を感じ取り、やり取りをしています。しかし、日々流れる中で、ある一人にずっと寄り添うことの少なくなった人は、この能力をいつしか忘れるか、一時しか使わなくなります。
それまで、ごく当たり前に使えていたはずの能力は存在感を消し、無意識下過ぎて気が付かないという状況になります。
歴史と語尾。抑揚で人ができている。
とまぁ。こう言ってしまうと、極端すぎる!っていう声が聞こえてきそうですが。概ね、こんな感じですw
リアルで人の相手をするときは、また別ですが。SS作品を書く場合は、これが重要となってきます。
描く相手に対して、間接的に寄り添うことで、そのキャラに対して深く知ることになります。
そして、キャラクターを知り、SSを面白く展開していくように執筆していくことへとつながります。キャラクターに対しての歴史を知り、声の抑揚や語尾を知り、そうして手に入れた情報から、このように考えていきます。
“このキャラクターなら…”
と、キャラクターのとる行動が予想できるようになります。
完全ではないにしろ、そのキャラクターの過去を知り、その子が体験したことが語尾やセリフに反映され、SS小説を作る基準になってきます。
気の強い子であれば、“~わ!”や“~よ!!”と、語尾に“!”が付くことが多くありますし、やさしい子でお淑やかな女性であれば、“~わ”や“~ね”などの柔和な語尾が付いてくることになります。
キャラクターづくりでも重要になってくるこの語尾は、Vtuberなどのキャラ付けにも重要な役割を果たします。その語尾を視聴者が無意識に判断し、このキャラはこんな子なんだと、タグ付けすることになります。
そして、より自分に合った、自分と相性の合うキャラクターを選んでいくことになります。これが、好みとなることで、パートナー選びの指針になります。キャラクターに対しての、興味に裏打ちされた疑似恋愛をすることもできます。
多くのことを思い描くことで、世界が構築される。
ここまで、私がどんな風に考えて物語を構築しているのかをピックアップしました。しかし、これはあくまでも一例です。と、安定の否定を若干入れますw
というのも、私と同じ方法を使ったとしても、全く同じになるとは限りません。個性があるのですから。なので……
このブログが何かの“きっかけ”や“考え方の元”となってくれれば、これほどうれしいものはありません。
短い人生の中。やれることは限られています。なら、知りえたことをブログとして言葉にするのも、いいのかな?と思っています。
このブログが、何かのきっかけになればいいなと思う、今日この頃の私でした(`・ω・´)ゞ