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キャラクターボイス。CVで感情が宿る。
SS作家として、意外と気になるのがCV。キャラボイス。それを‘聞く’か‘聞かない’かで、だいぶ変わる…
‘キャラの個性や感情は、セリフに乗る’
そんな話。
CV。キャラボイスは、キャラに命を吹き込むと教わる。
アニメやゲームの声優に憧れて、声優を目指す人も増えてきていますし、いろんな人が声優を目指しています。その中でも、やっぱり声優は買い手市場になってきています。
一言で、声優の仕事といっても多岐にわたり、アニメの声優だけでなく、バラエティーのナレーションや映画の吹き替え、ドキュメンタリーのナレーションにラジオのパーソナリティーも、この声優の職業の部類に入ります。
主に、‘声’を仕事とする、この声優業は、ソシャゲやアニメが作られるほどに、需要はあります。ただ、それ以上に供給が上回ってしまっては、供給過多になってしまいます。
声優の職業は、夢を与える職業ともいわれますし、憧れて入ってくる人も当然います。しかし、いざなれたからといって、第一線で活躍できる人は、ごく一部です。そこに上り詰めれるかにもよってきます。
これ!と絞って声優を目指すのは素晴らしいことです。しかし、続けていくこと自体が難しいのは、どの業界でも同じです。
そんな中で、いかに‘声優’として、やっていくかにかかってきます。ここまでくると、正直なところ、しんどいのかもしれませんね。
キャラの過去を踏まえたCV。SS作成のひとつの参考になる。
と、声優業界のつらい現状ばかり並べていても仕方がないので、本題に戻すと、喜怒哀楽がキャラクターにもあるため、それに声を当てるCVは、感情の起伏を‘声’にのせて発声することになります。
それは、何気ないセリフだとしても、私が執筆していくうえでは、非常に重要になってきます。それは、普段のセリフを聞けば聞くほどに、そのキャラの普段の特徴を垣間見えます
たとえば、あるキャラクターのSSを執筆するとします。そうすると私は、こんなことを調べます。
・キャラクターが主人公を呼ぶときの呼び方。
・口癖
・概要
この三つを、重点的に調べます。ひとつひとつ内訳を言うとこんな感じです。
キャラが主人公を呼ぶ呼称や自分を名乗る場合の一人称。三人称は、キャラの個性が一番表に出ます。ここが変わってしまうと、途端に‘?’が量産されてあいまいなキャラ付けになってしまいます。
そして、口癖も重要で、語尾の特徴はもちろんのこと、会話の中で使われるまさに口癖が、そのキャラを象徴しています。それを踏襲することで、キャラは生き生きと動き始め、読者にもその印象が伝わっていくことになります。
そして、最後に。キャラクターの概要。ここは、キャラクターの過去の失敗や、史実で踏襲した内容があれば、ここに記入します。
その内容によっては、ここからひとネタ生まれることもありますし、熟考しない手はありません。
そうしてくみ上げられた内容は、SS小説として三小節や四小節を組み合わせて、一つの作品のカタチをなします。
イラストと合わせて、CVを経たキャラは形を成していく……
ここまで声優の仕事や内容についてピックアップしましたが、一言で‘声優’といっても多くの種類があります。まして、私の場合は、SSを組み立てる上で、キャラボイスは重要な内容のひとつです。
キャラクターがどんな行動を取って、どんな仕草で日常を楽しんでいるのかを、CVから感じ取ることができます。それは、単純な会話であっても、相手に対する愛情や感情が、ひしひしと伝わってきます。
イラストでイメージされた後は、CVがあることで、さらに動きをなし、日常を送っていくことになります。それは、イメージがさらに固まり、よりキャラを魅力的にすることにほかなりません。
多くのことを分析し、多角的に見ることで、よりそのキャラの行動が鮮明にイメージすることができるようになります。
そうして、ひとつひとつ積み木を組み上げて作品を作るのが、楽しい今日この頃です。