物語テイストで紡ぐ『なんでも』書けるようになった秘密……
質問箱にも寄せられたように、なんでもSSを書けるようになったのには理由があって、それが今回のテーマ……
『文字で作る、料理のよう』
を物語テイストでお送りします。
物語の組み立て方を知ったある少年…
ある少年が、物語を組み立てるのに重要となってくる、四小節や三小節という要素を見つけました。そして、その組み立て方には、それぞれ『順番』があることを知るのです。
その少年は、その知った組み立て方に従って、順序だてて組み立てていきますが、どうしても失敗をしてしまいます。
これで、あっていると持っていたはずの、組み立て方とその順番を守っているのにもかかわらず、ちっとも面白いと思えなくなってしまっていくのです。
その少年は、何度目かの挫折を味わい、さらに試行錯誤をすることになります。単純に組み立てるだけでは、無理なのかと。
そして、順番をただ、守っていればいいのか、疑問が生まれた少年は、原点に立ち返ることになりました。
「組み立て方には、ほかの要素がある?」
そう思いだした少年は、二つの内容をメモした紙を、横にふたつ並べて確認してみます。
一方には、物語の組み立て方を書いたもの。もう一つには物語を面白くする展開を書いたもの。この紙に書かれたものは、どちらも物語を作るうえでは、必要不可欠なものです。そのため、この二つの要素を入れる必要が出てきますが、それを行って失敗したのですから、少年は悩んでしまいます。
「物語を組み上げるのだから……どっちか一つじゃいけない?」
「混ぜる? 組み合わせ?」
そう考え始めた少年は、ある糸口をつか無ことになります……
物語は、料理と同じ……
物語を書くために、少年はいろいろと物語に必要となる情報の多くを入手し、整理することにします。
それは、些細なメモに始まり、画像に音声とありとあらゆるものをかき集めます。そうして集めているうちに思い始めるのです。
『あれっ。料理でも作ってるみたいだ…』
物語を紡ぐには、起承転結の四小節。序破急の三小節と、多くの書き方があります。まして、ジャンルによって、恋愛ものなら序破急。じっくりとしたものなら起承転結といった具合に使い分けることを、少年は知ることになります。
『大きな大綱を起承転結? 序破急? かで作ってから……』
『さらに細分化すればいいのか……』
そのレシピを見つけ始めた少年は、そのレシピに合わせて、展開を考えるようになり、どの場所でどの言葉を使うかまで考えていくようになりました。
それまで、ただ単純に、起承転結や序破急を使っていただけの少年は、一歩先に進むことになりました。
一つの料理を作るように、物語が生まれていく……
順序だてて考えた少年は、それをもとに執筆するようになっていきます。そうすると、自分の中の考え方もより整理することができるようになってくるのを、実感したのでした。
「まるで、アニメを文字に起こしてるみたいだ…」
執筆するのを楽しむようになっていた少年は、その脳内でアニメを再生しているように、キャラクターのシーンが流れてくるようになったのです。そのキャラクターのセリフを、言葉として小説に落とし込むことは、少年にとってうれしすぎることこの上ありませんでした。
これが、私がなんでも書けるようになったその理由でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございます(`・ω・´)ゞ
こちらの記事は、執筆動画になっていますので、そちらもよろしくお願いします。
(`・ω・´)ゞ
https://youtu.be/m81o3pwNQws