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結城里音のBLOG

PixivにてSSを執筆している作家のブログになります。

知識の泉と表裏一体の事柄 2020.08.27

 日々、新しいものが増える中での“知る”ということ、それは発展するために重要なこと?

“知識欲の泉は表裏一体?”

 そんな話。

 

 

どうして?最初はそんな疑問。

 初対面の相手を知るには、容姿からの第一印象。そして、匂い。そして、考え方の順番で相手を知ろうとします。
 これは、動物も同じですが、考え方まで理解しようとするのは人間だけで、相手を深く理解しようと歩み寄ることで、相手が必要としていることを探り、それを共有することで、相乗効果を生むことを進化の過程で獲得してきています。

 言葉の発達によって、人々は“会話”で相手が何を欲しているのかを探るようになります。そんな便利な方法を手に入れた人類は、恋愛にも用いります。こんな便利に相手に思いを伝えれる“言葉”を手に入れたのですから、種族の繁栄に使わない手はありません。
 多くの人種がこうして、“言葉”と“会話”を経て、その日あった出来事や内容をパートナーや子。孫に記憶をつないでいくことになります。それは、教訓となり子や孫の生きる糧となっていきます。しかし、そこに少しだけ調味料が入ります。それが……

“なんでこうなるんだろう?”

 それは、些細な疑問。

 両輪からは“ダメ”や“やってはいけないこと”として教わります。大人になればそれが当たり前のことで、絶対にやってはいけないこととして理解するようになります。
 では、子供はダメ。というと、どうしてやってしまうのでしょう。それは、単純な好奇心だけでは語りきれない内容が含まれています。概ね好奇心に裏打ちされ、経験を経ることで本当にダメだったんだ。ということを理解するのです。

 大人からすれば、これが理解できないのです。大人が、ダメ!と注意深く言ったとしても、子供がやってしまう本当の理由。

経験することで、その事柄の突破口を掴むための疑問点を特定”

 これを本能的にやってしまうのです。
 子供がそこまで?と思う人も当然います。何せ、生まれて物心がついたくらいで、事柄の突破口を掴もうとしているとは考えにくいです。
 何しろ、脳も発達途上ですし、血気多感なお年頃を経て大人になる前段階で、難しいことですら考えられないし、頭が回らないのが子供というものです。

 しかし、子供の頃から備わっているものはあります。それは、無意識下で行われるため、はっきり認識して使うものでもありません。はっきり認識して使うようになる頃は、すでに社会人として活動するときになると認識して使うことになります。
 子供の頃、ダメと言われて親に叱られたことがあると思います。それは、大人になったときの準備で、社会人になって仕事をすると、このスキルを使い始めます。これを使えるようになるとバイトの枠を超えていきます。

“問題解決能力”

 この六文字の能力。その実、子供の時から芽生え始めています。ただ、それでも両親に従順で、頭で理解していく子も当然いますし、自分から問題解決をしていく子の方が増えてきています。
 学校での勉強はこれも育成していきますが。これ、すべての事柄に“応用”が効くのです。

 例えば、一つの事柄に対しての答えが確定したとします。この一連の出し方は、日々起こるどんなことにでも応用できます。

“良い面”と“悪い面”が表裏一体

 日々増え、社会が動く世の中。いろいろな事柄が生まれては消えていきます。そんな事柄の一つ一つに、良い面と悪い面が存在します。その悪い面を解消するために、問題解決能力で分析し、改善点を試していくことになります。
 それが社会形態を維持し、変えていく潤滑剤のように働く流れでもあります。ある事柄に対しての良い面を見つける。そうすると、同時に負の面も見つけてしまいます。利点があれば欠点もあるその事柄は、欠点となる事柄を解消するために、また模索します。

 この繰り返しが、人の生活を向上させています。もともと、探求心の高い人は考えることも得意分野です。多くのことを考え、よりよい生活を獲得するため、日々考えます。
 なにも難しいことはありません。無意識下でやっていることを、表面に出しただけですから。無意識下で認識せずにやるのと、認識したうえで使いこなすのとでは、事柄に対する認識が全く異なってきます。

 それが仕事のことであれば、事柄に対しての改善点を容易に見つけられるようになれば、あなたのスキルは一段階アップし、バイトの枠を超え正社員以上のスキルを獲得することになります。
 効率化という言葉を得て、あなたのスキルは向上し続けることになるため、バイトとして雇った店長からすれば、しばしば厄介に思われてしまうかもしれません。なにせ、自分よりできるバイトなのですから……

 このようにこのスキル自体も“良い面”“悪い面”の両方を兼ね備え、使い方を間違えば、バイトの職を失いかねないものにもなります。この考え自体、起業主がするような考えなのですから。
 それを、子供の頃のタネとして存在していることでも驚きですが、それは大人になっていくにつれ、表に出なくなります。なぜか……一言で言うと“邪魔”になってしまうからです。

“悪い面”はなくならない。むしろ、必要?

 こうして、負の面を見つけると、半永久的に負の面はなくなりません。そのことにキャパシティーを使うよりも、正の面を見てそこを向上させていった方がいいのです。
 先にも言ったように、この考え方は起業家としての考え方そのものです。そのため、バイトとして入った人がこの考え方でいてしまうと、とたんに使えないものになってしまうため、使わないようにしようとしてしまいます。
 思考を止め、仕事のため、給料のためにと、まるで会社の歯車のようになってしまいます。それが決して悪いことではないにしろ、多くの発展を担えるスキルを持っているにもかかわらず。そのタネが育たなくなってしまいます。

 そして、定年を迎え、第二の挑戦とばかりにそこから起業家として活動する人も多くいます。これが今の状態となっています。それは、生活をするため。という大義名分の中で、クリエイティブな考えをなくして生活するという状況は、田舎ほど多くあります。
 こうして考えると、事柄に対して良い面を捉えようとしますが、得てして悪い面もついて回ります。ということはもう一つの可能性が出てきます。

“良い面”と“悪い面”。“表”と“裏”。二つで対。

 表と裏、良い面と悪い面で対でバランスが取れているのです。悪い面があるからこそ、それを改善するための新たなアイディアが生まれ、サービスへとつながっていきます。
 これは起業家の考え方なのは前にも言った通りですが、些細な事でも同じです。日々の家事から仕事に至るまで“こうすればもっと簡単にできるのに”という考えを持つと、世界はガラッと変わります。

 それまで“それが当たり前”と思っていた事柄でも、“なんでこんなことをしてたんだろう”という考えに行きつくこともあります。それを改善するためにグッズを作れば、大好評だったり。
 これに気が付いて、主婦起業家になった人も多くいます。私の書いている事柄は、そういった起業家の人からすれば、当たり前なのだと思います。しかし、この多様化の時代。生活を維持したうえで、仕事終わりにこの思考にチェンジしてみてもいいのではないでしょうか……

恋愛も同じ。“裏”も受け入れて♡

 最後になりましたが。SS作家としてみれば、このスキル。恋愛も同じなのです。相手を知れば、相手のいい面も悪い面も当然のように見えてきます。

“人の振り見て我が振り直せ”

 とは言いますが、相手から言われて初めて気が付くことも多くあります。そこに気が付いてくれる相手は、自分にはとっても重要な相手になります。それは異性同姓に限らず、自分を向上させてくれるキッカケをくれるのですから。
 それが異性であれば、パートナーとして最良の相手になります。そんな相手も、当然悪い面も当然あります。そんな相手の欠点も含めて愛せるようになりたいものですね(`・ω・´)b