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結城里音のBLOG

PixivにてSSを執筆している作家のブログになります。

心の柔らかさはふとした瞬間に感じるもの…

心の柔らかさは、生まれつきという一面もあります。しかし、それでいて後天的に得られるものもあります。なら、こう考えることができます。

「心の機微に触れるほどに、より柔和になっていく……」

 今日は、そんな話。

 


人はどうしても‘悪い一面’を見てしまう。

 それは人の本能に至る部分なのかもしれません。自分に害を及ぼす人か、そうでない人かを、会話の中から探り出さなければいけません。そのため、必然的に相手の悪い面はどこかと、探してしまうことになります。あらさがしですね。
 それは、自分の好意にプラスαされ、意思に扇動される形で、必然的に相手にレッテルを貼っていくことになります。この人には警戒しないとと。
 そうすることで、心の平安を保つことができているのが人です。それは、心の防衛の一部で、なくてはならないものです。

 しかし、それが強く働きすぎると、より厄介なことになります。それが、味方は自分ばかりで他は敵。と極端にいえば、そうなってしまうのです。こうすることが一番なんだ。と育児にのめりこんでしまうことや、凝り固まった固定概念で育児をしてしまうと、こういった結論にたどり着いてしまうのです。

 防衛することは、とても大切なことですし、だまされないようにするためにも、防衛線を張ることは大切になります。しかし、張り過ぎるというのはマイナスの効果を生み出しかねません。
 それは‘固定概念’です。こうでなければいけないんだと、選択肢を固めてしまうことで、自由を失ってしまうのです。時代の流れで、変革していく世の中に、取り残されてしまう可能性すら生まれます。
 ところが、ある視点を設けることで、このことは、ガラッと変わります。


物事の‘いい面を見る’努力をする。

 これは、一概にできることではありません。かといってやらないと、その視点が生まれません。固定概念を取り払い、新たな視点を取り入れていくことで、より副産物のような価値観が生まれていきます。
 それは、視点を得るまでには気が付けなかったことで、新たな視点を手に入れたその時から、初めて歯車のように動きだします。それまで、凝り固まってしまった歯車が、油を刺したように回り始めるのです。

 人というのは、リスクを避ける努力をするというのが、本能に刻まれています。それが強く働き、言葉の発達とともに、よりそれが表面化しています。警戒しすぎて、固定概念にさいなまれてしまい。変革を恐れてしまうようになるのです。
 今が安定し、不安な要素が全くないのですから、変化が怖くなってきます。そうすると、相手に対してある種の‘レッテル’を貼り、仲間外れにしてしまうという行為に出てしまうのです。

 変化した先にも、悪い面だけではなく、いい面もあるはずなのに、その目を曇らせてしまいます。多くの情報に埋もれて、いい面が隠れてしまうのです。それが、孤独を生むきっかけを導きだしてしまうのです。
 生来、人同士は変わっていて当たりまえなのです。人と人は性格も異なれば容姿も異なります。自分にはなくて、相手にはあり優れているところもたくさんあります。
 なら、そこを‘変わっているから’と抜け物にするのではなく、変わっているからこそ、新たな‘変化’の可能性として、捉えることができれば、儲けものです。

 それは、寄り添うための心の柔らかさにつながり、柔軟性のある性格を作り出す土壌となります。


最後に…ここで上げたものは、あくまで解決の手段のひとつでしかありません。

 寄り添うための方法として、心の機微や柔軟性を身に付けていくことになります。ただ、それには、心の扉を開く必要があります。そこには、当然。だまそうとしてくる人が現れます。
 そして、そういう人はこういいます。‘だまされる方が悪い’のだと。善悪の話に移行してしまうのです。これは、どちらが悪いということはありません。そう、どちらも悪くないのです。
 こういうと、語弊を招きそうですが、だまされる方もだます方も人なら、だます方の人には‘そうなった理由’があるのです。単純に、だまし合いの中で育ってきたから、それしか知らない。という人もいれば、楽をして生きようなんて考えている人も当然います。

 人の数だけ、考え方があり、答えもあります。しかし、これだけは覚えておいてください。そのことで、相手も幸せになりますか?
 それを念頭に置いて考えると、その選択がもたらした結果に目を向けることになるのですから……
 そして、失敗を恐れないで下さい。誰もが間違えるのです。それが人なのですから。

 最後まで読んで、見ていただきありがとうございました(`・ω・´)ゞ


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https://youtu.be/9EtSXlA7CNs