暑い時でも対策一つで… 2020.09.10
まだまだ暑い時期は続きますが、自然の摂理を使えば、比較的簡単に?
“暑い暑いと不平を結うよりも、進んで涼む努力をしましょう。”
そんな話。
まだまだ暑い時期でも……
残暑厳しく、まだ寝苦しい夜が続くところも多くあります。熱中症になってしまったりと、大変な時期が続きます。最近、ようやくそこまでの高温が続かなくはなってきましたが、それでもいつまたぶり返すか先が見えないものでもあります。
日々、汗を大量にかき、その分水分を補給しての繰り返しの夏。今年ほど殺人的な夏もないほどに暑くなりました。やけどしてしまいそうなほどの、煌々と照らしつける太陽は、いつにもまして暑く。高度が高い日にちが続いたため、より蓄熱してしまい、熱帯夜になってしまう日もありました。
熱中症対策とは言うけれど……
では、熱中症対策といって、一番先に思い立つのが。わきの下や太腿の付け根を保冷剤で冷やすのが一番ポピュラーで知られている内容でもあります。テレビなどでも、熱中症の対策として行うこととして取り上げられることが多くなっています。
なら、それ以外は……
こう考えたことはありませんか?
“わきの下や股の間って歩きにくい…”
何かするときに、暑いからといって、わきの下に保冷剤を挟んでやっては、邪魔になってしまうこともあります。
確かに、熱中症にならないようにするのは重要ですが、TPOに合わせて、冷やし方を変えるというのもあってもいいのではないでしょうか。
熱中症予防に“太い血管”だけ?
熱中症予防として、一番最初に年頭に上がるのが、わきの下や首元の太い血管を集中的に冷やす。という報道がされますが、そうなる前に何かできないのかと考えてみたところ……あります。
それは、プロの自転車選手が使っていることで、当たり前のことでした。それは、レックウォーマーやアームウォーマーで“気化熱”を利用することでした。
汗をかかないと使えない…というわけではなく、かかずとも濡らせばいいのです。500㏄のペットボトルの水を、びちゃびちゃと浸るぐらいにぬらせば、自然と冷えてくれます。
これは、風があること前提ですが、体感温度が数度下がり、まるで直接冷やされているような感覚にすらなります。
汗をかくこともそのものも体力を消費する行為です。なら、濡らして汗をかかずとも、熱を発散してくれれば、なおのこといいものに早変わりします。そう考えていくと、そこまで太い血管だけでなく、動くことで発熱した筋肉を直接冷やすことも可能です。足跡冷却ですね。
そのことで、深部体温の低下にもつながり、体力消耗して汗をかく必要がなくなってくるのです。
太い血管を冷やすのは最終手段。
ここまで、いろいろな熱中症対策を執筆してきましたが、意外とそのことに関しては知っていたとしても、使おうという状況になかなかならないものも多くあります。
そのため、どこかにあったはずという、疑問ばかりが先行してしまい、結果的にやらない状況になってしまうことが増えています。
どうしても暑くて大変なのなら、使わない手はありません。汗がをかけているのであれば、それを利用しない手はありません。
その汗を利用して気化熱で体温低下を狙いましょう。