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結城里音のBLOG

PixivにてSSを執筆している作家のブログになります。

疑問から始まるShort Story

 SS作家としてだけでなく、普段。物語に触れるとき…

‘疑問を抱くこと’

 そんな話。

 

 

疑問は視点を変えると浮かんでくる。

 普段、何気なく暮らす日常。
 それは、誰しもが普通に訪れる出来事で、当たり前すぎて見過ごすことが多くなっています。
 それは、アニメを見ているときも、ラノベを読んでいるときも、常にそこにあるもので、読むという行為で得られているはずの事柄ですが、その実。気が付くことはありません。

 それは、単純に。こんな気持ち……

 ‘この主人公は、どうしてこんな風に考えるんだろう?’

 現実逃避としてラノベを見る人もいれば、自分では感じれなかった主人公に自分を重ねてみる人など、多くの見方が存在します。
 多くのラノベ視聴や読書の時間。その時間は、現実からはかけ離れることができます。作中の世界に没頭し、あたかも自分が主人公になったように感じることができます。

 これは、よく小学生向けの書籍にあるもので、小学生の子供が憧れる職業についての内容や物語。その主人公になった気分になり、没頭する本などが多くあります。
 そんな中の一人だった私は、開くページひとつひとつで、キャラが悪戦苦闘しながらも、成長していく様が非常に楽しく見れた思い出があります。その当時から、私は‘文字’が多く書かれた文庫を読むことが大好きで、本棚の右から左の端まで、読もうとトライしたこともありました。
 まぁ、途中。難しすぎる内容にぶち当たって止めちゃいましたがw

 そう考えると、生まれながらにして、読書漬けというか、読書が大好きな子として育った私は、今こうしてSS作家として、執筆する側になっています。それだけでも感慨深いですが……
 小学生に通ったあの頃に思い描いた‘物語を書ける人になりたい’という思いは、こうして少なからず、かなえられています。そうして、日々。楽しいことに包まれながら生活している私ですが、まだまだな一面も当然あります。

 そんな中で重要となってくるのは、この。‘疑問に思う’ことだったのです。
 それは素朴な疑問として、自分の考えの中に浮かび、その疑問を解決するために、物語を読み進めることになります。
 そして、いろいろな展開を迎えた本の主人公は、ヒロインとゴールし。ハッピーエンドになります。中には、ハッピーエンドにならないまま、もやっとして終わるものもあり、悲しい感じにもなりました。

 そんな中で、こうして疑問を抱くことで、その作品の見方が一気に変わってきます。どうしてこう考えるんだろう、もっとこうしたらいいのに。と思うことはたくさんあります。その思いは、大人になり、執筆する側になったことで、答えが見つかりました。

発展的な思考は発展的な志向から…

 子供のころに疑問に思った、もっと効率的に…という考えは、執筆する側になってみることで解決する糸口がつかめることになります。
 それは、キャラごとに時代背景があるため、この行動に至るということを知りました。そのキャラに合わせた過去があるため、この行動に至ったのだと考えると、すべて納得がつくようになりました。

 子供のころに抱いた思考は、志向となり、考える基準となって私の中に芽生えました。その芽生えた苗が、今。こうして発展的な思考という花を咲かせることにつながっています。
 思考が志向を生み、考えを巡らせるうちに、新たな思考へとつながっています。こうして、新たな考えが浮かんでは、消えていくことになります。その中でも、このことは、私の思考の苗床となり、すべての考える基準になりました。

 であれば、この発展的な思考を維持したまま、続けていけば、新たな事柄に対するものも、全く見方が変わってきます。

同じ事柄でも、‘見方’を変えることで、新たな花が咲く。

 一つの事柄を一つの方向からとらえるのは、簡単なことです。誰しもがやっていることで、それが普通です。しかし、ここからが大変です。
 一つの方向から見た後、その考えを維持したまま、反対方向から見てみるのです。つまり、相手側から。
 そうすると、一つの事柄に対して、全く正反対のことが見て取れることがわかります。片方から見れば負の面だったとしても、もう片方からすれば、正の面だったりします。
 そうして、一つの事柄に対して、複数の視点から見るように努力するようになった私は、よりいい結果を導き出す紐を、多く手にすることができるようになりました。

 それは、単純なことなのかもしれません。日々試行錯誤をしながら、新たな展開を導き出していくのを、楽しむようになった私は、今。こうしてリクエストをもらい、SSを執筆できているのですから。楽しくて仕方ありません。
 ちょっとした変化かもしれません。その変化を続けていくことで、あっという間に違う立ち位置になっているかもしれませんね。