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結城里音のBLOG

PixivにてSSを執筆している作家のブログになります。

作りこまれたキャラだからこそ、執筆もはかどる。

 キャラクターの設定が重要とは聞くけれど、その重要度はそんなに語られていません。そこで今日は……

『作りこんだだけ、キャラは歩き出す。』

 そんな話。

 


一言でキャラを作るといっても、作りこみが重要となってくる。

 世界観や時代背景を考慮したうえで作られるキャラクター。それは、読者が感情移入しやすいように、個性豊かなキャラクターが多く生み出されますが、その一つ一つが多くの要素が盛り込まれています。
 単純な長所と短所だけではなく、過去の出来事によって抱え込んでしまったトラウマや、過去の出来事の影響で口調が変わってしまったりと、キャラクターには過去があることで、人間味が増すことになります。

 そんな複合的要因から組み上げられるキャラクターは、一朝一夕にこう作ればいいというレシピがないのも難点で、より深く掘り下げれば人間味は増しますが、読者からすれば難解すぎるキャラになってしまいかねません。
 一言で‘作りこむ’といっても、やはり限度があります。用法容量を守って、適宜使わないと、欠点も萌え要素として生きてきません。作りこみの内容が充実してくることで、発展させたショートストーリーも書きやすくなり、物語も派生しやすくなります。


長所があるのだから、短所もきっとある。

 少し前にはチート級の能力を持った主人公が流行った時期もありました。異世界転生というやつですね。そんな流行も、うつせみに合わせて流れていくもの。チート級の能力は魅力ではありますが、それだけでは読者は離れてしまうもの。
 チート級の能力があるんだもの、チート級の欠点があってもいいようなものです。ツンにはデレがあるように、ツンツンとしたムチの部分があったうえで、デレのアメの部分が際立ちます。

 ただ、これには、欠点もあり。あまり極端すぎると、どんどんマニア向けになってしまうのです。まぁ。そういうのが好きという人もいますが……
 コロコロと変わる世の中でも、ツンとデレは変わらず需要があるようで、根強い人気があります。特に、完璧女子の見た目をしているのに、趣味嗜好が致命的だったりと、萌え要素となり人気を博すのは知られているところですね。

 

そんな、ツンとデレのあるキャラにも、ほかのキャラ同様‘過去がある’

 長所と短所は、誰しもが持っているもので、それをキャラクターに踏襲することで、人間味のあふれるキャラクターに仕上がります。しかし、それだけでは単なる薄っぺらいキャラになってしまうのです。
 であれば、何が必要なのか。それは‘過去’です。
 未来を生きるキャラクター達には、当然のように過去が存在します。過去があるからこそ、今のキャラクタ―があるのですから、そのキャラクター達になるまでには、多くのことを経験したはずです。

 そこで得た知識を踏まえて、今のキャラクターがあるのだとすれば、そのキャラの昔にはこんな苦労があったのかと、掘り下げることも可能です。
 それは、キャラクターを語るうえで重要なものとなり、その過去があることで、口調が変わったり、呼称や呼び方すら変わってしまいます。
 そうして作りこまれたキャラクターは、より魅力的に見え、読者のファンもつくことが間違いなしです。

 また、ショートストーリーを書く私としても、より掘り下げることができるために、楽しんで執筆することができ、必然的に読者を喜ばせるという答えを紡ぎだします。
 より、作家が楽しく執筆し、一人でも多くの読者の心をほっこりとさせたいと思う、私なのでした……

こちらの記事は、以下のリンクから執筆動画として視聴可能です。まぁ。マニア向けですが、よろしくお願いします(`・ω・´)ゞ

https://youtu.be/AMFGWoDX_Mk